2016年度第1四半期に読んで面白かった本10冊をご紹介。

今年の4月から本格的に読書を始めて、気がついたら30冊近く本を読んでいたので、特に面白かった10冊を紹介します。

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伊坂幸太郎『重力ピエロ』

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「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」春は、誰に言うわけでもなさそうで、噛み締めるように言った。「重いものを背負いながら、タップを踏むように」
それは詩のようにも聞こえ、「ピエロが空中ブランコから飛ぶ時、みんな重力のことを忘れているんだ」と続ける彼の言葉はさらに、印象的だった。

僕が初めて読んだ伊坂作品です。本のタイトルだけでも知っている人がいるんじゃないかと思います。伊坂幸太郎を代表するミステリー小説と言っても過言ではないでしょう。終盤に差し掛かるに連れて見えてくる物語の本筋に感動します。
いろいろな作品から引用がなされていて、読み終わった後に、引用されていた作品を手にとってみたくなります。

伊坂幸太郎『死神の精度』

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「怖いさ」と私は嘘をつく。正直なところ、ラジオから流れる音楽が、森岡の声で聞こえなくなることのほうが怖い。

人間に興味は無く、人間が創りだしたミュージックを愛する死神の視点から、人間たちの様子が奇怪的に描かれた作品です。重力ピエロと繋がっているところもあって、感動しました。伊坂作品は、作品と作品が物語の中で繋がっているものなんだそうです。伊坂作品をコンプリートしている高校の友人に聞きました。

渡辺優『ラメルノエリキサ』

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できることならウインクでもかましてやりたかったのだけど、そちらは練習不足。私が得意なのは舌打ち。ここでは我慢。

やられたらやり返す。病的なほど復讐に執着する女子高生が、ある日通り魔に刺され、その通り魔に復讐を果たすために奔走するミステリー小説です。

物語自体も大変面白かったですが、僕はその文体に魅了されました。住野よる先生との対談記事も面白かったです。
関連記事:『君の膵臓をたべたい』住野よる×『ラメルノエリキサ』渡辺優 緊急対談!(前編)

住野よる『また、同じ夢を見ていた』

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「私みたいにならなくていいわ。私みたいになっちゃったら桐生くん、素敵な絵が描けなくなっちゃうわよ。私の描いたライオンを見て、お母さん太陽の塔って言ったのよ、嫌になっちゃう」

本が大好きで、学校にはあまり友達がいない、とっても賢い女子小学生が、3人の女性に会いに生き、たくさんのことを教わる物語です。「幸せ」ってなんなのか、物語を通して考えてみましょう。

夏川草介『神様のカルテ』

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ちなみに脳外科の教科書によると脳には痛覚神経はないらしい。だから仮に麻酔なしで脳みそをぐちゃぐちゃにスプーンでかきまわしても、人は痛みを感じない。もちろん実際に試した人はいないし、試してから「痛いですか?」と聞いて返事ができたら、それは人間ではない。

医療ドラマエンターテイメント。古風な口調のちょっと変わった内科医、栗原一止と、その周りの人々が織りなす人間ドラマ。笑いと涙ってのはこういう物語のことを言うんだなあと思いました。何より栗原先生の奥さんのハルさんが可愛すぎる。文字だけで可愛さを表現する夏川草介、素晴らしい。

仰木日向『作曲少女』

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この作品については別の記事で紹介していますので、そちらを見ていただきたいです。
作曲以外にも、何かを始めようとしている人みんなに読んで欲しい1冊です。

関連記事:仰木日向著『作曲少女』を読めば、コードも知らない初心者が14日で作曲出来るようになる!?

外山滋比古『思考の整理学』

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思考の整理とは、いかにうまく忘れるか、である。

大学生は必読でしょう。というか、社会人になってからも必読だと思いますが。
創造的、知的に思考を行っていく人間にとっては必須の1冊です。メモと忘却で、頭をクリアに。クリエイティブな思考を後押ししていきましょう。

外山滋比古『知的生活習慣』

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知識は、もともとそんなにありがたいものではない、いくら知識が多くても、充実した人生を生きることができるという保証はない。

知識は使わないと意味がありません。僕は外山先生のこの本に影響されて、とりあえず日記と、その日の予定、文通を始めました。手帳とEvernoteを使って、『思考の整理学』で書かれたことと、本書に書かれたことを合わせて、自分のアイデアをまとめたりしています。思考の整理学を読み終わった人は、こちらも是非。

増田寛也『地方消滅』

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人口減少社会である日本の現状について基本的な見解を得ることが出来ます。中公新書は新書の中でも結構難しい部類だと言われていますが、本書は比較的読みやすく、筆者の主張も明解です。

ちきりん,梅原大吾『悩みどころと逃げどころ』

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こちらは電子書籍で読みました。特に僕が印象に残ったのは学校的価値観についての対談。ウメハラさん思考力とその思考の深さに感動しました。そして、それを明確に言葉に変換出来ているということがさらに驚き。ちきりんさんと同程度、話題によってはそれ以上に考えを深めていることに、世界チャンピオンとしての苦悩を垣間見た気がします。

さ、今月もたくさん読むぞー。

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