塾講師をしている関係上、この季節になると自分よりも生徒たちの体調が気になります。多くの受験生は年明けからが本試合といったところですが、推薦制度を利用する受験生たちはここが正念場です。それで、正念場の生徒たちに限って体調を崩しているケースが少なくありません。今日も生徒に「勉強はどうにかなってきたけど、体がついてこない」と言われました。僕は思わず「ロキソニンをモンスターで飲んでおけ」と軽はずみな言動をしてしまったので、実際この飲み合わせが薬学上問題ないのかを素人なりに調べてみたいと思いました。
ロキソニン
適用
正確には「ロキソプロフェン」という名前らしいですね。商品名は「ロキソニン」です。ざっくりと言うと鎮痛剤で、変形性関節症、慢性関節リウマチ、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、筋肉痛、腰痛、急性上気道炎、歯痛、手術後の鎮痛などのために服用されるようです。(引用元:Wikipedia「ロキソプロフェン」)
服用にあたって
血液や肝腎臓に疾患がある方、アレルギー症状が出る方などが服用する場合は十分に注意しなければなりませんが、それ以外の健康な人であれば、問題なく服用できるはずです。また、アルコールと飲み合わせると副作用が大きく出てしまう可能性があるようです。まあ当たり前ですが。
モンスターエナジー
成分
果実、ブドウ糖、高麗人参、各種ビタミン、クエン酸、カフェインなどなど、おなじみのエナジードリンクの成分によって構成されています。モンスターは特に高麗人参がかなり効いている気がします。
服用にあたって
エナジードリンクですので、当然飲み過ぎには注意です。エナジードリンクに限った話ではありませんが、飲み過ぎは注意です。アルコールもカフェインも一緒です。
飲み合わせは副作用を大きくする可能性あり
結論から言うと、ロキソニンとモンスターの飲み合わせにそれほど大きな問題はなさそうなのですが、全く問題が無いとは言えないと思います。今回論点となるのは「カフェインとロキソニンの飲み合わせ」ということになるわけですが、この手の話題には薬剤師の先生方が多く見解を出されています。
ロキソニンの副作用で胃腸が荒れる人が多いので、ロキソニンと一緒に胃薬を処方される先生も少なくありません。実際僕もロキソニンと一緒に胃薬を処方されたことがあります。これに加え、今回はエナジードリンクに含まれるカフェイン。カフェインには胃酸の分泌を促進する効果があります。ですから、ロキソニンの副作用にカフェインの効果が合わさると、胃腸や十二指腸が荒れてしまう恐れがあります。
カフェインの摂取量にも当然寄ってくるとは思いますが、心配な方はこんなふざけた飲み合わせはしないことが賢明です。というか、そもそもロキソニンとエナジードリンクを同時に服用しなければならなくなるほど追い詰められた状況に立たされている事自体に問題意識を持つべきな気もしますね。
おわりに
みんな同じようなこと考えるんだな~というのが、今回調べてみた感想です。薬もエナジードリンクも、用法用量を守って正しく利用したいですね。オーバードーズもエナジードリンクの飲み過ぎも、毒になりますからね。
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