将棋の終盤力と詰将棋の意味

最近あまり将棋の成績がよくありません。自分の棋譜を見返しソフトで解析をしていると、どうやら序中盤は自分が優勢なのですが、終盤で逆転されてしまいます。「将棋は終盤」とよく言われます。つまりそういうことなのでしょう。将棋は終盤が全てなのです。

将棋を指している(もしくは観戦を楽しんでいる)人にとって「終盤が大事」というのは、ある程度知識を持っている人であればよくわかることだと思います。特に言語化しなくても、将棋というゲームの特性から、それが”感覚的に”理解できる点ではないかと思います。

今回はあえてそれを具体的に言語化していきましょう。こういう取り組みは自分の将棋を見つめ直すときにも意味があるはずです。

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終盤力はどうして必要なのか

冒頭で終盤力が大事だと言いました。冒頭の文脈からすれば、終盤力が必要な理由は、将棋の究極命題である「対局に勝つ」ためです。終盤が上手な人は、それだけ相手の王様を捕まえる術をたくさん持っているということ。反対に終盤が下手くそな僕などは、どれだけ序中盤で局面を優勢に持ち運んでも、最終的に相手の王様が捕まらずに負けてしまいます。つまり、極端な話、終盤が下手だと対局に勝てないのです。

これは実際に僕の対局をソフトに解析してもらったものになります。棒グラフが上に行くほど先手が良く、下に行くほど後手が良くなります。今回は記事の趣旨からお分かりかと思いますが、僕が先手です。見ての通り終盤までずっと大優勢でした。

2016-11-29

見返してて悔しくなってきたので、こんな終盤下手くそな棋譜を人に見られるのはかなり恥ずかしいのですが、戒めの意味もこめて公開することにします。見ていただくと分かる通り、”相手の王様が捕まらずに負けた”というのがよく現れています。皮肉なもんですね。


(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

こんな調子で、終盤力がないと対局に勝てないというのがわかりますね。

終盤力だけあればいいのか

極端な話が大好きな僕ですが、なんでもかんでも極論で良いというわけではないですね。終盤力だけあれば勝てるかといえば、それもまた違う話になってきます。

たとえ終盤力だけあったとしても、序中盤を優勢、もしくは相手とほぼ互角に戦っていく力がなければ、やはり勝つことは出来ません。何故かと言うと、それは「終盤に持ち込めないから」です。これも上に晒した僕の棋譜を見ていただくと良いと思いますが、途中まで優勢だった僕は、自分の王様が安全な状態のまま、相手の王様に迫る手を指すことが出来ています。これは相手としてはかなり気分が悪い状態。僕のように終盤が下手くそでなければ、自分の王様が金銀の堅い守りに囲まれたまま相手を負かすことが出来ます。圧勝ですね。

序中盤の力が相手より上回っていればそういう展開になる可能性があります。反対に自分の序中盤の構想力が相手より劣っていれば、それだけ相手と序中盤で差がついてしまい、自分の陣地だけ終盤の局面に持ち込まれ、そのまま攻め潰されてしまうということが起こってしまいます。なので、終盤の力だけあればいい、と一概に言えるわけではありません。

しかし、究極命題は「相手の王様を捕まえること」

「王様が詰むかどうかが分からないんだよ。」と言いたいのが僕ですね。「いや飛車切るとか無理だし…」というのが低級者の大半の意見じゃないでしょうか。実際僕もそれで負けています。じゃあどうすればいいか。それはやはり詰将棋を解かなくてはならないでしょう。

詰将棋を解くことにはどんな意味があるのか

詰将棋を解くと強くなるというのは間違いないでしょう。僕は全然解かないでサボりっぱなしなのでいつまで経っても強くならないんだと思います。強い人たちの中に詰将棋が苦手な人がいないというのが、この事実を裏付けていると思います。

じゃあ詰将棋を解くとどうして強くなるのでしょうか。詰将棋を解くということにどんな意味があるのでしょうか。サボりっぱなしの僕なりに考えてみたいと思います。

基本的・有名な詰みの形を覚えることが出来る

将棋にはよく出てくる局面というものがあり、得てしてそれは終盤にてよく起こります。詰将棋を解くことは、そういう有名な詰みの形、特に基本的なものを多く押さえることに役立ちます。

読みの力が身につく

1手詰→3手詰→5手詰→7手詰・・・という風に、だんだんと読む手数を増やしていけば、それだけ相手の手を読む力が身についていきます。それと同時に様々な指し手に触れるため、指し手の感覚も養われます。

正確な指し手・鋭い指し手

上記の内容から派生して、詰将棋を解き続け、幅広い指し手を習得すると、それだけ正確且つ鋭い手が指せるようになると思います。それだけ序盤から終盤にかけての隙も減り、自分の指し手にもバリエーションが出ます。序盤は別に勉強しなければいけないと思いますが、終盤の手筋が中盤に活かされることはあるでしょう。

詰みの発想が身につく

有名な詰みを覚え、読める手数が増え、指し手にバリエーションが生まれれば、それだけ相手の王様を捕まえる手段が増えるということです。嬉しいかな、将棋の究極命題である「対局に勝つこと」に近づきます。

おわりに

というわけで詰将棋がどれだけ大事かわかりましたね。誰に向けてこの記事を書いているのか自分でもよくわかりませんが、強いて言えば「詰将棋をサボり続ける自分に向けて」といったところでしょうか。強くなりたかったら詰将棋を解きましょうね。

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