僕のように最近になって読書を始めた方もたくさんいらっしゃると思うので、今日は僕が最近読んだおすすめの小説を3冊紹介します。
住野よる『君の膵臓を食べたい』
僕の読書生活の端緒となってくれた1冊です。この本と出会わなければ僕はまだ本を読んでいなかったかも知れません。こと小説に関して言えば。君の膵臓を食べたいを読んでからは、今まで読んでいた啓発系の本があまりおもしろく感じなくなってしまいました。
有名な本ですので、僕から何かを紹介しなくても、あらすじくらいは知っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。ブクログのレビューも相当数寄せられている作品です。住野よる先生のデビュー作。
タイトルのインパクトに惹かれて思わず買ってしまった1冊でしたが、そのインパクトのまま最後まで読んでしまいました。最後まで相当気が抜けない展開になっています。それが、住野先生の書くお話の良いところです。

宮下奈都『羊と鋼の森』
堂々の本屋大賞1位。書店に行けば目に入らないことはまずない作品ですね。読まれた方も多いと思います。
今自分が打ち込んでいる何か、仕事や趣味、勉強。そういった何かに誇りを持つことが出来る作品だと思います。そして、これは個人的にですが、音楽に対して少々後ろ向きになっていた最近の私に勇気をくれた1冊でもありました。
音楽の素晴らしさと、自分が打ち込んでいる仕事に対する誇りの大切さを教えてもらえました。この1冊のおかげで、僕はまた音楽を再開することができそうです。きっと、高校生、大学生、社会人の方々で、それぞれ自分に響く場面や表現は違ってくると思います。
自分のためになった1節を心の中に保存しておくことも大切です。
http://abstrabo.com/hitsujitohaganenomori-now-reading-628
住野よる『また、同じ夢を見ていた』
先述の『君の膵臓を食べたい』の住野よる先生の2作目です。デビュー作である『君の膵臓~』が本屋大賞にノミネートされ大きく取り上げられたことから、2作目に対する読者の期待や先生へのプレッシャーは大きかったと思います。
ですが、期待を裏切りません。2作目も素晴らしい作品でした。つい先日読み終わったのですが、読み始めてから50ページくらいのところで泣きそうになり、半分を越えたあたりで鳥肌が立ち、200ページを目前にしたところで鳥肌が治まらなくなり、そして最終盤で感動。
最後まで気が抜けないのが住野先生の書くお話の良さだと先述しましたが、2作目を読み終わった直後に、それを再認識しました。それに加え、僕は住野先生が書く文章の表現の”妙”がお気に入りです。「これは真似したい!」と思うような表現がたくさん出てきます。
これに影響されて、小説を書きたくなってしまうかも知れません。
というわけで3冊紹介致しました。個人的に、住野先生の小説は今後も読み続けたいと思います。3冊とも本当におすすめですので、まだ読んでいない方は是非。
今回はこれで以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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