「読後、きっとこのタイトルに涙する」(書籍の帯より)
とっても良い本です。ゆっくりと読むつもりで買ったのですが、小説を読むことが久々だったということに加え、読者を世界に引き込む文章がとても魅力的で、2日で読み終わってしまいました。多分1日で読み終われます。
悔しいですが、泣きました。青春小説を読むのは恐らくこの歳にして初めてだったので、悔しくてたまりません。記事を書きながら内容を思い出して泣きそうになっちゃう自分にまた腹を立てそうになっているところですが。
私は小説には疎いので、行きつけの本屋に「本屋大賞作品」として前出しされていなければこの本のタイトルも知ることがありませんでした。これも何かの縁だと思っています。
本当は『プラチナエンド』を買いに行ったんですが、あまりに興味を引くタイトルであったのと、表紙がとても綺麗だったことに惹かれてつい買ってしまいました。完敗です。
プラチナエンドはまた別途紹介するとして、『君の膵臓を食べたい』は、私に「生きる意味」や「1日の価値」について、とても大切なことを教えてくれました。住野先生、デビュー作にして強烈な作品です。
帯に書かれているレビューを引用します。
3回読みました。50過ぎのおっさんをその度に泣かせる青春小説がかつてあっただろうか。(50代男性)
僕もそろそろ2回目を読みたいと思います。読み終わった後に「もう一度読もう」と心に決めました。
読んだ人から、この本は泣くときいていましたが、最後で完全に泣かされました。人におすすめしたくなり、語り合いたい本です。(30代女性)
悔しいことに、「あ、泣かせに来てる」ってわかったところで抗えないんですよね。涙が止まらないんです。
読みだすまで勇気がいるタイトル。しかし、読後は「日々を大切に生きていこう!」と前向きになる、そんな爽やかな物語だった。(10代女性)
生きる意味、日々の大切さについて考えさせられます。心なしか生活に落ち着きが現れた気がします。
タイトルに惑わされないように!!ボロボロ泣きました。二度読みして欲しい!(30代女性)
本当に、みなさんの言うとおりの作品です。あえて本文からの引用は全く無しで紹介したいと思いました。是非実際に本屋さんで手にとってほしい。
そして、一緒に泣きましょう。住野先生に泣かされましょう。『また、同じ夢を見ていた』も読もうと心に決めました。住野よるさんが書く文章は、私の心の琴線に触れまくりでした。
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