節約とダイエット。多くの人たちを悩ませるこの二大ワード、並べてみると威力が倍増するように感じますね。節約もダイエットも、みなさんどうやって成し遂げているのでしょうか?果たしてこのふたつに共通して必要なものは「我慢」なのでしょうか?
節約とダイエット
節約
結論から言うと、節約をするにしてもダイエットをするにしても、全く我慢をしないで行う、というのは恐らく無理です。
節約とは「無駄を省いて切り詰めること」ですから、どうしても我慢して切り詰めなければいけない部分が出てきます。そうすると、お金の節約というのは、無駄遣いになってしまっている部分(主に衝動買いなど)を無くしていくことになります。無駄になっている部分以上にお金を使うのを我慢しようとしてしまう人もいるのではないでしょうか。
ダイエット
ダイエットと聞くと、「食べるのを我慢する」という方法を真っ先に思い浮かべる人が多いと思います。運動したり、食生活を変えたりなど、食べるのを丸々我慢しなくても、ダイエットの方法は様々あります。ですが、「食べるのを我慢すること」が真っ先に思い浮かんでしまうくらい「ダイエット」と「我慢」の組み合わせには強い結びつきがあるようです。
我慢の代替行為
今日は極力我慢しないことを考えてみましょう。
お金の我慢の代わり
行き過ぎた無駄遣いはいけませんが、自分が使いたいことにお金を使わずに、それを貯金に回すというのは、やはりちょっと苦しさがあります。なので、「使った分だけ稼ぐ」ようにしてみたらどうでしょう。
「お金を使うのを我慢する」というのは、言わばネガティブな思考です。それに対して、お金を使うことも、使った分だけ稼ぐことも、こちらはポジティブな思考です。どちらの方が動機づけとして機能しやすいでしょうか?前傾姿勢になる方が、行動はしやすいはずです。
食べる我慢の代わり
ダイエットも同様に考えてみます。「食べるのを我慢する」というのは、「お金を使うのを我慢する」同様、ネガティブな思考です。では、ダイエットにおける前傾姿勢はどのように作り出しましょう。僕が考えたのは、「食べた分だけ運動する」という方法です。
前傾姿勢で行動する
節約においては、お金を我慢した代わりに行う行動は、お金を稼ぐこと、つまり「取得」ということになります。他方のダイエットにおいては、食べるのを我慢した代わりに行う行動は、食べた分だけ運動すること、つまり「消費」ということになります。「取得」と「消費」、やっていることは正反対ですが、本質的には同じことです。すなわち、どちらも前傾姿勢・ポジティブな思考で行動するということ。
代替行為の限界
そうは言っても、我慢に限界があるように、その代替行為にも限界があります。使った分だけ稼ぐことは出来ますが、ある程度の見通しを持たないと破産します。食べた分だけ消費できるくらいの運動量が確保出来なければ、確実に肥満になります。
なので、このタイミングでようやく我慢を考えるべきでしょう。「使った分だけ稼ぐけれども、稼ぐ分とのすり合わせで節約をする」、「食べた分だけ運動するけれども、運動ができる範囲で食べる量を制限する」といった具合です。
おわりに
今回はお金の節約とダイエットで考えてみましたが、我慢が必要なものに関しては似たような考え方ができそうです。たとえば勉強とか。自分の身近にあって、我慢しなければいけないことがある場合は、我慢するよりも先に、前向きな代替行為について考えてみてはいかがでしょうか。
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