うつ病ではなくとも、軽いうつ状態になることくらいは誰にでもあるものだと思います。僕は割りと頻繁に気が沈む方で、以前にもそれに関連した記事を書きました。最近も少し気が沈んでいたところです。
そんな時にシゴタノ!で『うつヌケ』というマンガが紹介されていたので早速Kindle版を買って読んでみたところ、役に立つことがたくさん書いてありました。色々な人のきっかけになればよいと思うので、特に心に残ったことをまとめておきます。
気持ちが沈むことは誰にでもある
気持ちが沈む瞬間は誰にでもあります。改めて言うまでもなく、これは周知の事実であり、人間として生きていく上では当然のことではありますが、やはり大事なことです。
気が沈んでいる時は「どうして自分だけこんな苦しい思いをしなければいけないんだ」と思い込んでしまい、なかなか冷静に物事を考えられなくなってしまうことも多いです。自分だけではなく、気が沈むことはこの世に生きている誰にでもあることです。この記事を書いている私も、読んでいるあなたも、気の浮き沈みは必ず起こります。問題は、そいつらとどう付き合っていくかということです。
人に優しくするように自分に優しくする
自分も他人と同じ「人」であることに変わりはありません。自分の友人が苦しい思いをしていたら手を差し伸べてあげるように、自分自身にも手を差し伸べてあげてください。「自分はこのくらいの苦しさならまだ頑張れる」と自分に言い聞かせて無理やり体を動かしてしまうことは、後になって重く響いてくる可能性があります。
突き詰めれば、自分の身は自分で守るしかありません。自分が守ってあげなければいけない自分自身に見放されてしまったら、体も心も壊れてしまいます。そうなる前に、自分を助けてあげてください。
難しいことかも知れませんが、やりたいことが思うようにいかない時に、「そんな私も私だ」と自分を認めてあげることが大切です。
無理せず休む
うつになってしまう人は生真面目で仕事熱心な人が多いとよく言われます。こういう人は責任感が強く、自分に負荷をかけやすい傾向にあると思います。
中には仕事が忙しい状況を楽しんでいる人などもいますが、『うつヌケ』によれば、そういう人でも無理をしすぎるとうつになってしまうことがあるみたいです。
十分な睡眠時間をとって体を休めていても、心が休まっているとは限りません。仕事も趣味も、何かを成し遂げなければ行けない時に多少のストレスは必要ですが、過度なストレスは心の毒になります。自分なりに心が休まる方法を探ってみると良いでしょう。
おわりに
『うつヌケ』はうつ病について取り扱っている作品ではありますが、マンガということに加え、登場人物の多くが「うつから抜け出した人」ということだけあって、読んでいて暗い気持ちになるものではありません。むしろ、自分と似たような状況から抜け出し、今を明るく生きている人たちの話から元気をもらえます。
僕は「うつの原因は人によって様々で、自分以外の色々な人に起きていること」だということを確認できたことが大きかったと思います。おかげで今は少し気持ちが楽になっています。
現在うつ病との付き合い方を考えながら生きている人はもちろん、うつ病とまではいかなくても気持ちが沈んでいる人は一度読んでおいて損はないマンガです。
『うつヌケ』以外にも、実際にうつから抜け出した人の本を読んでみることはきっと役に立つことだと思います。
コメント