年間目標、月間目標、週間目標など、私たちは日頃から様々な目標を立てては達成し、また立てては失敗し、達成、失敗、達成、達成、失敗、という調子で、トライアンドエラーの繰り返しをしていますね。
年間目標や月間目標を達成するために、週間目標を確実にこなしていくということが重要になってくるかと思います。だとすれば、そんな週目標を達成するためにはどうすればよいのでしょうか。
今回は、私たちが日々設定する目標の中でも特に”週”の目標に着目し、その設定段階から達成度合いの評価に至るまでの流れについて、私が現在用いている方法をご紹介しながら考えていきたいと思います。このシリーズは「目標設定編」と「行動・評価編」の2回にわけてお送りする予定です。
目標設定
まずは列挙
目標設定の段階は1週間の目標を達成する上で最も重要なポイントのうちの1つです。ここでより具体的かつ緻密に目標を設定できるかどうかで、達成度合いも変わってきます。
まずは今週成し遂げたいことを頭に思い浮かぶ限り列挙してみましょう。目標の大きさや具体性などのばらつきは一切気にしなくてOK。「痩せる」、「走る」、「本を読む」、「筋トレする」、「アポ取る」、「企画書まとめる」、なんでもOKです。
5つの目標を設定する
その週に達成したい目標を5つに絞り込みます。私がこの方法で目標設定をし始めたときに目標の数が5つだったというだけの理由でこの数にしていますが、1週間に達成可能な目標の数はせいぜいこのくらいでしょう。
後述しますが、この数は目標達成の評価段階においても意外に有用です。ちょうどいいバランスで私たちのモチベーションを維持する役目を果たしてくれます。
具体性・詳細情報を備える
目標にはなるべく具体性が必要です。そこで、絞り込んだ5つの目標に具体性や詳細情報を備えさせていきます。単に「痩せる」としていたところを、「今週で○○g痩せる」など、数値的な目標に落とし込んでいけるとよいです。
ダイエットやランニングなどは減量や走行距離で目標を立てるのも良いかもしれませんが、それが厳しい場合は”回数”などで目標を設定してもよいと思います。たとえば、「今週中に10km走る」という目標を掲げるとモチベーションの維持が難しい場合は、「今週の間に2回ランニングをする」など、行動回数でマネジメントしていくイメージです。
多様性があると尚よし
せっかく5つも目標を設定できるわけですから、「仕事」「運動」「食事」「自己投資」など、いろいろな側面で利用できるとベターです。どうしても痩せたいとしても自分が掲げた目標5つが全部ダイエット関連だとちょっとプレッシャーになりませんかね。ストイックなのもいいことですが、バリエーションをもって楽しく目標達成に向かって頑張りたいと筆者は思うわけです。
リストにして保存
目標とその詳細が5つ決まったらリストにしましょう。紙に書くもスマホに書くもPCに書くも、全部良しです。よく目にする啓発本の類では「紙に書いて毎朝見ろ!そして音読しろ!」とか書いてあったりしますが、毎朝見て音読したら勝手に体重が減っていくわけではないので。媒体も音読も関係ありません。私の場合は以下の画像のようにスマホのノートアプリに記入しています。

ご褒美の設定
ご褒美を用意する
目標の設定が完了したあとは目標達成した自分を祝うためのご褒美を決めます。ご褒美にも切り口によって様々な種類に分類することができます。その中でも今回はご褒美を「サイズ」という切り口から、「大きいご褒美」、「中くらいのご褒美」、「小さいご褒美」の3つに分類します。詳しくは別の記事で詳述する予定ですが、予め3つのサイズで分類した、ご褒美のリストを用意しておくことをおすすめします。それぞれ、月、週、日単位を目安に自分に与えることを想定してご褒美の大きさを考えてみるとちょうどよいでしょう。
ご褒美を選ぶ
前述の説明でお察しの通り、今回用いるのは、「中くらいのご褒美」です。この中くらいのご褒美をリストの中から2つ選び、その週の目標達成への報酬として設定します。「Amazonで一定額以下の商品を1つ買ってもいい」とか、「週末は外食をしてもいい」とか。その週の目標を達成するうえでのモチベーションになるようなご褒美だとより良いと思われます。
おわりに
以上、目標設定編ということで、週目標の設定の流れとご褒美の設定についてご紹介していきました。成し遂げたいことを確実に達成していくために、なるべく具体的な目標や詳細な行動指針が必要だということがお伝えできていたら幸いです。
大切なのは次回の「行動・評価」の段階です。見事目標を達成した暁には自分にご褒美を与えることも重要になってきます。次回はその点についても詳述していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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